
野球部に花束を
中学での野球部生活が終わり、黒田鉄平は高校デビューを目指して髪を茶色に染めて入学。しかし野球部の見学に行ったことで、夢見たバラ色の高校生活は崩れ去る。新入生歓迎の儀式によって坊主に逆戻りした黒田は、先輩や最恐の監督との壮絶な日々を過ごすことに。弱小でもないが、強くもない中途半端な都立高校野球部で、黒田たち1年生は助け合ったり、いがみ合ったりしながら生き延びていく。

月
“書けなくなった”元・有名作家の堂島洋子は、彼女を“師匠”と呼ぶ夫・昌平とともに慎ましく暮らしている。そんなある日、洋子は深い森の奥にある重度障害者施設で働き始める。施設職員の同僚には作家を目指す坪内陽子や、絵の好きな青年さとくんらがいた。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにするが、それを訴えても聞き入れてはもらえない。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんであった。正義感や使命感が彼の中で怒りをう形で増幅してゆくなか、ついにその日がやってくる……。

影と呼ばれた男たち4
法では裁けない悪を人知れず成敗する“影の処刑人”。彼らを追う警視庁公安部の戸倉は、内偵を続けていた男が“影の処刑人”の制裁に似た方法で殺されたことを知る。さらに原発誘致の汚職疑惑を受けていた町議会議員も殺され、やつらの仕業だと推測するが…。
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